車体全体のイメージを描いてみる
前々回、そして前回で、コア機能である姿勢制御の目処が立ち、メイン部品であるモータとホイールが決まりました。
ロボットのフレーム自体は手持ちのアルムフレームを使うつもりですので、これでなんとなくロボットの外観がわかるようになりそうです。
手持ちのCADで早速組み立ててみようと思います。
さっさと実際に組み立てたら良いとも思うのですが・・・
パソコンの中でいじくりまわすのもそれはそれで楽しいんですよね。
CAD内での組み立て
手持ちのアルミフレームは、Makeblockという中国の深センにある会社のものを使います。
docs.makeblock.com
3Dプリンタでの出力
これについては特にひねりもなく、各部品を出力していきます。
ただ、3Dプリンタで作りますと言うと、最高に簡単なプロセスでどんな形状の部品でも最高の質で出力してくれそうな気がしますが、
実際は「3Dプリンタで出力しやすい」形状を作り、「3Dプリンタで出力しやすい」向きに出力しなければ、意外と上手く行かないみたいですね。
3Dプリンタのグレードにも依るでしょうが、僕が使ったことのあるグレードだとそのようでした。(使ったことのある一番ハイグレード品が50万円のFDMタイプ、あまり評判の良くないメーカーの品(笑
これについては色々と自分なりのノウハウがあったつもりなのですが、
こうやってブログを書いたりTwitterで似たような活動をしている人の情報を収集していると、
もっと詳しい人が大勢居て、自分のノウハウとやらが使われることはなくなり、それらを見て勉強するばかりになっています。
海外の3DプリンタメーカーのWEBサイトにも、プリントのコツを文書にまとめて公開したりしていますね。
そんな感じで、プロントした部品がこちらになります。
画面中央(少し左)、サーボに取り付けてある2点×2セットの部品と、その手前のホイールブラケットがそうです。
黄色は、その時この色が一番安く使えたのでこの色になりました。
気に入らなければ後で塗装しようと思います。
車体の組み立て
これらの部品を元に車体を組み立てていきます。わざわざパソコンの中で一度組み立てていたのにも関わらず、特に組み立てやすさみたいなことは考えなかったので、ボルト留めがしづらい部分が多くて大変でした・・・
ちなみに、意味のある情報か、そして意味のある行為かはわかりませんが、昔サイクリングにハマった時の癖で、ボルトどめの際はねじ山にグリスを塗るようにしています。
makeblockの部材がアルミ製で、使っている六角穴付きボルトがステンレスなので、もしかしたら固着防止になるかもしれませんが・・・屋内なら気にすること無い気もします。
フライングで既にバッテリーや、将来の自律走行に備えたシングルボードコンピュータ(ラズパイ互換のUP-Boardという品)を搭載しています。
UP-BoardにもUbuntuが載っているので、既にスタンドアロンで動くポテンシャルは有していますが、まだROSの開発母艦PCはデスクトップを使っているので、最下層に搭載したLambda PlusからはUSBケーブルが伸びています。
(当時は)重心が高いほうが制御しやすいと思っていたので、部品は重い順に上から配置しました。
IMUが載っているLambda Plusは、一番軽いからという理由もありますが、高い位置に乗せると姿勢の変化で加速度等のノイズが入りやすくなりそうなので、最下層に配置しました。
次回からこれを動かすコードを作っていこうと思います。
将来のために用意している関数とか、デバッグ用の関数とかが大量に残っていて、整理しきれる気がしないので、どういう形で公開するかはわかりませんが・・・
オリジナルのコードを公開する場合の説明というのも色々大変だし・・・
ktd-prototype.hatenablog.com