カエデ自動機械

ちょっとしたものづくりや電子工作のメモなど。技術開発とは今は呼べないかな。

倒立振子ロボット ver2を作る(6)-位置制御機能の実装

前回、まだ安定して、とまでは行かないものの、製作中の倒立振子ロボットが立つ素振りを見せるようになりました。
ここはゲインチューニングをひたすらやっていけば、それこそwikipediaのチューニング方法とかを参考にしていけば、理論上は安定して立つはずですので、ブログには書かないでおこうと思います。(正直、思ったほどうまくは行きませんでしたが・・・)

ある程度安定して立つようにはなりますが、このままではとにかく立ち続けるということしかやってくれませんので、徐々にロボットの位置や向きがズレて行ってしまいます
安定して立てば立つほど、この問題が顕在化しますので、位置制御機能というか、その場静止、ホバリング(とは言わないかもしれませんが)機能を追加しようと思います。

結論を言えば、行きたい方向に車体を意図的に傾ける 機能を追加することにより、位置制御ができるようになり、車体が一か所で安定するようになりました。
今回はその部分を記録していこうと思います。

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倒立振子ロボット ver2を作る(5)-車体の組立と試運転

前回までで、

  1. ホストPC側で制御目標や制御ゲインを決定してマイコンに送信
  2. 受信した情報を元にモータ制御
  3. 車体の情報をマイコンで取得してホストPCに返信

という最低限の流れを確立することができました。
今回は簡単ですが車体の組立と試運転の状況を紹介しようと思います。

実はブログにまとめる作業が億劫で半年以上放置してしまいまして、既に当時のことを思い出せない状態になっています。
これ以降、残念ですが観念的な説明に終始することになりそうです。

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力覚ロボットハンドの製作(1) ー構想

前回、自分にも作れるのでは? と言いましたが、前言撤回です。
難しそうですが、やってみたいので、やってみようと思います。それだけです。

今回はどのようにアクチュエータを動かせば良いのかなんとなくイメージを掴む作業と、ハードウェアを準備する作業を進めていきます。

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野望の話

突然ですが、人生の目標を

怪しげな研究を自由にやっている研究者を集めた研究機関を設立すること

に設定することにしました。

短期目標はもっと普通の(?)ものがたくさんありますが、この目標はまあ、最悪死ぬくらいまでに達成すれば良いくらいの考えで心に留めていきます。

自分で言うのもなんですが結構な仕事人間なので、この目標を達成するのに割けるリソースは多くはありませんが、まあ頑張ってやっていこうと思います。

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力覚ロボットハンドの製作(0) ー今流行の?

マスタスレーブ式のロボットハンドで、スレーブが物を掴んでいる力をマスタ側にフィードバックできて、より繊細な操作ができるロボットハンドを作りたくなった。

倒立振子ロボットver2の記事がまだまとめ途中なので、そちらを一段落させてからと思ったが、作りたくなったので仕方ない。
ちなみに倒立振子ロボットは(前も書いたが)既に部屋内を縦横無尽に駆け回り、一度休止状態に入っている。次は自律走行モードの実装までお休みにするつもり。

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近藤科学サーボを動かすROSパッケージに機能追加した話

近藤科学サーボモータ(B3Mシリーズ)をROSで動かせるようパッケージ化していました。
ktd-prototype.hatenablog.com

このパッケージについて、新たに

  • 接続しているサーボのIDをROSパラメータを使って手動で指定する
  • 同じくROSパラメータを使って、それぞれのサーボについて個別に制御モードを設定する

機能を追加しました。

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近藤科学のRS485USB/シリアル変換アダプターをPCが認識しなくなった話

以前から、近藤科学の汎用(?)サーボモータのラインアップであるB3Mシリーズについて、ROSメッセージで動かせるようなパッケージを作って公開していました。
ktd-prototype.hatenablog.com
github.com

これについて、少々アップデートをしようと久々に動かしてみた所、なぜかまともに動かなくなってしまったので、その対処方法をメモします。

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