カエデ自動機械

ちょっとしたものづくりや電子工作のメモなど。技術開発とは今は呼べないかな。

メインPCにUbuntu18.04を導入した(Windows10、Ubuntu16.04とのトリプルブート)

主に自分用のメモ。
例によって碌な知識もなしにいきあたりばったりで作業しているため、参考にするのは非推奨。

前提

PC構成:

  • 2年前に買ったデスクトップPC
    • Windows10
    • corei5-7500
    • GTX1070
    • メモリ16GB
    • SSD240GB(OSインストール)
    • HDD1TB

導入後、Ubuntu16.04LTSをインストールしてデュアルブート化。
UbuntuはHDDの方にパーティションを切って800GBの空き領域を確保し、そちらに導入。
インストール時、「ブートローダをインストールするデバイス」はSSDの方を選択した(はず。今もSSDEFI領域があるので、正しい?)
NVIDIAGPUドライバとデフォルトのディスプレイドライバの競合?でログインループが発生して困った記憶がある。

当時参考にした記事:
qiita.com
他多数。


やりたかったこと。

Ubuntu16はもうすぐOSサポート期限が来てしまうし、それに関係なく少し古い気がしていて、Ubuntu18.04を試したくなった。
Jetson nanoを導入して、そちらがUbuntu16なため、開発用母艦PCも環境を合わせたかったというのもある。
16はHDDにインストールしてしまい色々と遅いのが不満なため、できればSSD側にインストールしたい。

一方で、16で今まで作ってきたROS関係のソフト類が一気に動かなくなってしまったら困る(多分そんな心配はないが・・・)ので、もう少し16も活かしておきたい。

したがって、SSDの方がまだ120GBくらい空いているので、そのうちの100GB程度を空き領域としてUbuntu18に使えるようにして、Windows10、Ubuntu16.04、Ubuntu18.04のトリプルブートにしてやろうと思った。


やったこと

以下の記事を参考にした。
morizatta.com

まずはUbuntu18のインストールメディアを作る。
不具合が起きてもダウンロードしなおせばいいので、100円ショップで安価なディスクを買ってきて、以下からインストール(日本語Remix版にした)
www.ubuntulinux.jp

Windows10環境でISOイメージをダウンロードして、ファイルを右クリック→ディスクに書き込みを選択してインストールメディアを作成した。


あとはサイトに従って作業を実施。
メディアをドライブに入れた状態でPCを再起動し、PCの起動画面でF11を連打してブートメニューを起動→ブートドライブとしてDVDドライブを選択。

かなり時間がかかったが、自動的にUbuntu18.04のデスクトップ画面に移行した(Ubuntu16.04の時は、Try Ubuntu without installを選ぶと進めた画面)
この画面から、Install Ubuntu18.04LTSを選択してインストール作業を開始。


Ubuntuのインストール方式は、「Install Ubuntu18.04 alongside with Ubuntu16.04」みたいな選択肢があるためそれを選択したくなるが、これだとおそらくUbuntu16.04が入っているHDDにインストールされてしまう恐れがあるため、「Something else」を選択した。
一度ドライブをアンマウントするか?と聞かれる。アンマウントした方が良いようなことが書いてあったので、Yesを選択。


Something elseでは、パーティション単位でドライブ一覧が表示されるため、SSD側のうち、先程空けたスペースである100GB強の空きスペースを探す。

本来はここでメモリスワップ領域を確保して、残りをUbuntu18.04用に充てて・・・という作業を行うが、この空きスペースに対してはそのような操作はできないようだった。(+ボタンがアクティブにならないため、操作ができない)
元々メモリは16GB積んでいて、よほどのことがない限り不足の心配もないだろうという判断(最悪OSごと消せばやり直せるし)で、スワップ領域の確保は諦めてとにかく空き領域にUbuntu18を入れてみることにした。もしかしたら、SSDパーティションがすでに細かくなりすぎていたのが原因かもしれない(5つ以上には分割不可と聞いたことがあるような・・・?)

いずれにせよ空き領域を再マウントする必要があったため、これについては通常の手続きと同様、マウントポイントを「/」に設定した。(「\」 だったかな?)
ブートローダをインストールするドライブは、引き続きSSD側を選択。

ちなみにOSのベース言語は英語、使用地域は日本にしている。ディレクトリ名とかがすべて英語になるので、そのほうが便利ではと思っている(日本語でインストールして、ディレクトリ名だけ英語にするほうがかんたんかも?)

インストール自体は正常に終わる。


期待していた成果

今まで、デュアルブート状態だとPC起動後、GRUB画面は以下の感じだった。

  • Ubuntu
  • Advance settings of Ubuntu
  • Winodws boot manager (/・・・
  • System setup

この最初の2段が

  • Ubuntu16
  • Advance settings of Ubuntu16
  • Ubuntu18
  • Advanced settings of Ubuntu18

みたいになっていることを期待していた。


実際に起こったこと

実際は当初のままで、18をインストールしたあとでも何も変わらず。GRUB画面でUbuntuを選ぶと、Ubuntu16が立ち上がる。
ただ、インストールは成功したと本人は主張しているし、実際Windows10の「ディスクの管理」から見ると、何かは入っているようだった。

例によって起動時のF11連打でブートデバイスを選ぶ欄でUbuntu18.04という表示が見つかれば良いのだが、どうもそういう種類の表示はないらしい。
試しに、HDDの方を選択してみると、見慣れない画面になっているた。一見するとGRUBの画面だが、見慣れないLinuxカーネルバージョンが大量に並んでいる。Ubuntu16の時は4.4.0−173とかそんな感じだった記憶があるが、全く違う数字列。

が、どうやらこれがUbuntu18だったらしく、無事起動に成功した。


爾後の処置

鬼門だったGPUドライバのインストール。以下を参考にしたら、サクッと上手く行ってしまった。
qiita.com

Ubuntu18.04でもログインループが発生してしまう事象もあるようだが、僕については該当しなかったようだ。Ubuntu16は逆に職場含め3種類のPCで試したが、百発百中(3発だけど)でログインループが発生しているし、解決策もまちまちだったのに。。。。何が違うんだろう?



ただ、いずれにせよSSDにUbuntu18が入っているので、16に比べて遥かに快適性が増している。
ROS melodic meloniaもインストールしたので、引き続きバリバリ使っていきたい。